ガーデニング樹木のマスコット・ツリーと言えば、シマトネリコとオリーブが代表的な品種として一般家庭でも多く植えられるようになってきた。その理由のひとつに乾燥に強く管理が容易である、という点が人気を呼んでいるのかもしれないし、オリーブの実が食べられる事もポイントであろう。
古代アテネのオリンピックにも登場したオリーブは人類が最も古くから利用してきた植物の一つで、紀元前3千年頃に地中海のクレタ島で栽培されていた記録も残っている。ノアの箱舟で鳩が持ち帰ったオリーブの枝の逸話からも平和の象徴としてのオリーブを、世界中の人々は愛好し続けたかもしれない。6月頃の開花期には芳しい香りの白い花を、四季を通して屋内でも戸外でも楽しめ、秋には着実したのを愛でてから、実をもいでピクルスにするなど実用性もある。オリーブは比較的管理しやすく、乾燥に強く耐寒性もある。東北、北海道などの寒冷地の庭植えは無理だが、鉢植えで霜や凍結のない場所ならば越冬できるのも魅力的である。
*主な品種
オリーブは地中海沿岸を原産地とするモクセイ科オリーブ属の常緑樹で、世界で500種以上あり日本にはおよそ50種が輸入されている。大半が果実加工用、オイル採取用、兼用種で、オリーブの樹姿を注目されいる為にガーデン用の成木は当社では香川県小豆島のオリーブオイル生産者から入手している。日本ではミッション、マンザニロ、ネバディロ・ブランコの3品種がほとんどで、近年イタリア、スペインからレッチーノ、フラントイオ、ピクアルなど様々な品種が輸入されている。
*管理・注意点
○苗木の選び方
鑑賞用で上に伸びるタイプならミッション、スペースがあり横に広がるタイプならマンザニロ、それら中間の樹形のネバディロ・ブランコのどれでもよいが、実を付けさせるには授粉樹としてのネバディロ・ブランコにミッションとの組み合わせにすれば良い。ただし、苗木から育てると、実を付けるまで4,5年かかるので気長に。
○置き場所
1年を通して日が良く当たる場所を選び、できれば冬場にも花芽が出来やすくする為には霜が当たらない日の当たる場所に置きたい。マイナス2℃から3℃くらいまでならば大丈夫である。
○水遣り
乾燥気味の土壌を好むが、鉢植えの場合には他の植物と同様、土の表面が乾いていたらタップリと水を与える。水のやり過ぎは根グサレの原因になるので注意する。
○肥料
芽が動き始める前の3月上旬、開花後の6月上旬、実の収穫前の9月中旬に液肥を与え、冬場と真夏は肥料を与えない。
○日常の手入れ
伸び過ぎたり、弱々しい枝は根元から切り落とし、風通しを良くする為に混み合った枝も取り除く。強風で倒れることにもなるので必ず行なう。
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