農林水産省からの平成19年花き卸売市場調査結果の概要から
5月に公表された農林水産省からの平成19年花き卸売市場
調査結果の概要から
東 貞光
今年の母の日商戦は如何でしたか?
一息入れられて、今は夏ものの品揃えや夏ギフトのあれこれとお忙しくされておられることと思います。
さて、今週は少々趣きをかえて、5月29日に農林水産省 大臣官房統計部から公表されました「平成19年 花き卸売市場調査結果の概要」からいろいろな表やグラフを眺めてみていろいろと思いを馳せてみては如何でしょうか。
まずは、卸売数量と単価のグラフです。
切花 : 卸売数量は前年比で5%減って、卸単価で4%上昇
鉢物 : 卸売数量は前年比で7%減って、卸単価で5%上昇
このグラフを見る限り、卸売数量の減少は、ここ5年切花も鉢ものもつづいており、その傾向は今年も依然つづいているのではないかと現場でも感じます。総額では切花は97%、鉢ものは87%と落ち込みが鉢もののほうが大きいようです。
さあ、これをどう見るかです。この数字だけでは判断できるものではありませんが一層二極分化が進んでいるのかも?!富裕層の方々が高くてもいいものを求められている?
それとも原油高にはじまり、いろんなものが値上げされ生産コストの上昇をある程度は織り込まれてきだしたのか、単価の上昇についての見方はいろいろあると思いますが、全体的には市場は縮小傾向を辿っているのは間違いなさそうです。
次のグラフは花壇苗の卸売数量と単価ですがやはり数量は減少傾向ではあるのですが単価が上がり、総価額は昨年を上回っています。また切花の一世帯当たりの購入頻度のグラフでは僅かではあるものの上昇してきています。
花壇苗についてはパンジーの出荷量が落ち込んだことで卸売数量が8%減少したものの品薄になったパンジーの価格が上がり総額で10%も上昇し昨年を上回る結果となっています。
これは全国的に需要と供給のバランスがとれているし、売れる、売れないは必ずしも単価によるとはいえないのではないでしょうか。
次に卸売数量が減少している中、単価が上昇しても切花の購入頻度が上昇しているということは、一部の消費者のなかにかなりのリピータが増えているということになるでしょう。
近年は都会を中心にホームユース商品が好調に売れているともいわれており、こういった動きが表れているのかなとも思えます。
市場が依然縮小しているものの、新しい動きが感じられる統計グラフだったと思います。
この数字だけで決定付けるにはあまりに乱暴だとはおもいますが仮設的に次のようなことがいえるのかなと思います。
1)必ずしも安価なものが売れるとはいえない。
2)リピータになり得る方が増えてきている。
この2点は読み取れるのではないかと思いますがリピータになってもらえるための方策とは何かなどを考えてないといけなのですが、当たり前のことになりますが、いい商品をお手頃価格でということになろうかと思います。それに加えてなにか独創的な何かとコミュニケーションを大切にしていかないといけないと思います
| 固定リンク


コメント