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2008年6月

アンスリウム

                                  アンスリウム
                                                                              増田 明秀
 一年の半分が経過して、鬱陶しい梅雨が降り続く中で、夏一番の7月がスタート。夏といえば御中元の激しい商戦が始まり活気づく季節でもある。
 最近の御中元事情は法人関係の落ち込みに加えて経済不安による一般消費の激減等で年々厳しくなってきている。店頭売価も3,000円~5,000円が売れ筋となり、予算も安い商品に移行してきている。
 今回はそんな御中元ギフト商品の中からここ2、3年メキメキ数字を伸ばしてきている代表的な植物「アンスリウム」を紹介させて頂きます。

○ アンスリウム
Photo 植物分類: サトイモ科アンスリウム属
園芸分類: 多年草
原産地:   熱帯アメリカ
管理方法:  高温多湿を好むが着生種が大半なので、
                    水のやり過ぎに注意が必要
 アンスリウムというと、あの真っ赤なエナメル質の光沢のある美しい仏炎苞のアンドレアナムを思い浮かべられる方が多いと思いますが、何と約600種類ぐらいはあるそうです。アンドレアナムのような鮮緑色の葉と朱赤色の鮮やかな仏炎苞を付ける代表的な種類から苞の大きさの違い、色も白、赤、朱、桃、複色等さまざまな種類があり、中には苞自体はあまり観賞価値が低いが葉の形状や模様・色等を楽しむクラリネル・ウイウムのような種類まである。
アンスリウムの国内の生産量は5年くらい前から年々増加し、それにともない販売数量も増え続けている。今ではスパティフィラムに取って代わり、ギフト商材に欠かせないアイテムとして君臨している。それらの中から私がお薦めする人気№1の種類・ピンクチャンピオンを紹介いたします

○ アンスリウム・ピンクチャンピオン
数多く生産、販売されているアンスリウムの中にあってピンクPhoto_2
チャンピオンは群を抜いて人気を集めている一品で、同じ
チャンピオン・シリーズにホワイト・チャンピオン、レッド・チャン
ピオンの種類があるが、その中で長女的役割として頑張って
いるように思える。花付きも良く4号鉢サイズでも3~4輪は
揃って上がり、優しく美しいピンク色が人気の秘密。中輪系の
花と光沢のある緑葉とのバランスも良く、花持ちも良い。ただし、真夏の暑さで自慢のピンク色が薄くボケてくることがあるので室内の涼しいところで管理していただくのがベストである。

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夏の風物 「ほおずき」

夏の風物 「ほおずき」
                                               増居俊生

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今年も7月9日~10日東京の浅草寺で四万六千日の「ほおずき市」が開催されます。
関西では、なかなかほおずき市のイメージがわかない様で、どちらかというと、お盆の時にオレンジ色の果実を包む袋をお供物にする(江戸時代には七夕のお供物にされた)イメージがつよいのでは……?
ほおずきは、古来より薬用と観賞用に栽培されてきた多年草です。
むかしは、「ほおずき市」いえば、センナリホオズキの鉢植えが売られていました。センナリホオズキの果実が解熱薬として効き目があり、これを求めておいて夏のはやり病にそなえたそうです。
しかし、現在ではそれが忘れられて、色彩の美しいほおずきが売られる様になったといわれています。
そこで、夏をイメージする「ほおずき」をこの時期にぜひとも店頭においてみてはいかがでしょうか。
籠に入れて風鈴ピックでもつければ夏の風物「ほおずき」の出来あがりです。
弊社では、愛知県の産地より5号鉢・8入りが入荷しております。

ほおずき(鬼灯)の特徴
なす科ほおずき属 原産地 東アジア
温暖で水はけの良い土地を好む耐寒性多年草だが、普通1年草として栽培される。
株分け・実生でふやす。
茎は直立し、高さ60㎝~90㎝になる。
茎全体の果実(がく)を水の中で腐らすとネットのレース状になる。

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マンデビラ(デプラデニア)

マンデビラ(デプラデニア)
                                                                                     久下 建明
真夏の燦燦たる強い陽射しに映えるグリーンの葉に純白の大きな花を咲かせるマンデビラ、木製のトレリスやラティスには、縦横に伸びたつるがボリューム感があってテラスや玄関先を華やかにしてくれる。朝顔とちがって力強さもあり、花色も白・赤・黄・ピンクとさまざまである。数年前まではデプラデニアという名前が一般的で、やっとマンデビラという名前が定着してきた。キョウチクトウ科の常緑つる性草木で、熱帯アメリカを原産地に約100種分布している。つる性植物であるが、3mぐらい伸びる種類もあり、あまり伸びない種類もありどんな仕立てで楽しむか、により購入する品種が変わるので注意が必要。できたら幅広いラティスに色の異なる複数の株で立体的で広がりのある豪華な花の壁を是非とも今夏に演出してはいかがですか。

○ 主要な品種
・ アモエナ・ローズジャイアント ローズピンクの美しい径10㎝ぐらいの大輪の花を
 咲かせる、咲きはじめの頃は淡いピンク、開花するにしたがって濃くなる。
・ アモエナ・ルビースター ルビーのような鮮やかな赤の美しい品種
・ アモエナ・ホワイトデライト 名前はホワイトであるが、淡いピンクの代表的な品種。
 サントリー・サンパラソルと同系である。
・ ボリビエンシス・サマードレス 径5㎝程度の純白の花を咲かせる品種。つるが
 あまり伸びないタイプなので小ぶりな仕立てに向いている。
・ オドンタデニア・サマーブーケ レモンイエローの小型の花を付ける品種で暑さ
 に強い、厳密にはマンデビラではない。サマードレスと同じく小ぶりな仕立てが
 良い。
・ サントリー・サンパラソル サントリーが開発した園芸種で、純白の大輪の花を
  咲かせる。従来種に比べてつるが2から3mにまで伸び、秋までつぎつぎと
 花を咲かせる屋外専用品種。
・ その他アリスデライト、ベストレッド、クリアスカーレットなどの新しい品種も
 続々開発されている。

○管理方法
・ 置き場所 陽の光が大切で、半日以上日光が充分に当たる場所に置く。日当た
 りの良くない所に置くと花が咲かなかったり、生育不良で葉が黄色くなったり
 する。寒さには弱いので11月頃には出来たら屋内に置く。
・ 水遣り 春から秋には土の表面が乾いたらたっぷり水を与え、梅雨期や冬場に
 水はほとんど与えずに乾燥気味にする。
・ 肥料 植え付け時に元肥を与え、追肥は窒素を多めの液肥を月に2、3回与える。
・ 用土 水はけの良い土が良く、赤玉土4、腐葉土6の比率で混ぜた土が最適である。
・ 開花中の手入れ 咲き終わった花はこまめに取り除く。長く伸びたり、脇から出て
 きた不要なつるは切り戻す。伸ばし過ぎると、花が咲きにくくなる。秋には長く
 伸びたつるを切り込んでやれば翌年の花付きがよくなる。
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農林水産省からの平成19年花き卸売市場調査結果の概要から

          5月に公表された農林水産省からの平成19年花き卸売市場
                                      調査結果の概要から
                                                                                             東 貞光

 今年の母の日商戦は如何でしたか?
一息入れられて、今は夏ものの品揃えや夏ギフトのあれこれとお忙しくされておられることと思います。

 さて、今週は少々趣きをかえて、5月29日に農林水産省 大臣官房統計部から公表されました「平成19年 花き卸売市場調査結果の概要」からいろいろな表やグラフを眺めてみていろいろと思いを馳せてみては如何でしょうか。
  
 まずは、卸売数量と単価のグラフです。
  切花 : 卸売数量は前年比で5%減って、卸単価で4%上昇
  鉢物 : 卸売数量は前年比で7%減って、卸単価で5%上昇
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このグラフを見る限り、卸売数量の減少は、ここ5年切花も鉢ものもつづいており、その傾向は今年も依然つづいているのではないかと現場でも感じます。総額では切花は97%、鉢ものは87%と落ち込みが鉢もののほうが大きいようです。
 さあ、これをどう見るかです。この数字だけでは判断できるものではありませんが一層二極分化が進んでいるのかも?!富裕層の方々が高くてもいいものを求められている?
 それとも原油高にはじまり、いろんなものが値上げされ生産コストの上昇をある程度は織り込まれてきだしたのか、単価の上昇についての見方はいろいろあると思いますが、全体的には市場は縮小傾向を辿っているのは間違いなさそうです。
 
次のグラフは花壇苗の卸売数量と単価ですがやはり数量は減少傾向ではあるのですが単価が上がり、総価額は昨年を上回っています。また切花の一世帯当たりの購入頻度のグラフでは僅かではあるものの上昇してきています。
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  花壇苗についてはパンジーの出荷量が落ち込んだことで卸売数量が8%減少したものの品薄になったパンジーの価格が上がり総額で10%も上昇し昨年を上回る結果となっています。

 これは全国的に需要と供給のバランスがとれているし、売れる、売れないは必ずしも単価によるとはいえないのではないでしょうか。

 次に卸売数量が減少している中、単価が上昇しても切花の購入頻度が上昇しているということは、一部の消費者のなかにかなりのリピータが増えているということになるでしょう。

 近年は都会を中心にホームユース商品が好調に売れているともいわれており、こういった動きが表れているのかなとも思えます。

 市場が依然縮小しているものの、新しい動きが感じられる統計グラフだったと思います。

この数字だけで決定付けるにはあまりに乱暴だとはおもいますが仮設的に次のようなことがいえるのかなと思います。

1)必ずしも安価なものが売れるとはいえない。

  

2)リピータになり得る方が増えてきている。

 

この2点は読み取れるのではないかと思いますがリピータになってもらえるための方策とは何かなどを考えてないといけなのですが、当たり前のことになりますが、いい商品をお手頃価格でということになろうかと思います。それに加えてなにか独創的な何かとコミュニケーションを大切にしていかないといけないと思います

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ポールセンローズとの出会い

ポールセンローズとの出会い
                                 杉本 龍彦

デンマークの育種メーカーPoulsen Roser A/S社のバラを弊社にて本格販売をスタートして今年で7年目となる。
開始当時の事を思いおこすとユーザーの皆様には、
                                                      大変ご愛顧をいただけるブランドとなった。

皆様には、心より感謝をしております。  本当にありがとうございます。

これには常に信頼される物作りをかたちにされてきた、国内増殖の認定生産元である
ブロメリア・ギフ様のご尽力でもあり、我々にとっては切っても切れない良きパートナーである。
 ブロメリア・ギフ様に初めてこのバラを紹介いただいた時、衝撃的な思いになった事を思い出す。

・・・初心者でも簡単にバラを育てられる・・・
「世界シェア60%のトップブランド」「耐陰性に優れ、室内環境にも強い」「病害にも強い」「四季咲き」他、「環境に配慮された生産体制」などなど。どれをとっても他のバラにひけを取らないロケーションばかりであった。
 しかし、当時のミニバラのイメージは仕入をしてから「2・3日しか持たない!」「ロスに
なりやすい商材!」「外じゃないと日持ちしない!」という厄介者の扱いであった。
まずは、この閉ざされたキーワードを変化していくことから始めていく事となった訳である。

「ミニバラ」という呼び名を「ポールセンローズ」へ
 当時、国内でのミニバラはあくまでミニバラで「鮮度」「品質面」「花色」「価格」以外ではさほどこだわりもなかった。その為、ポールセンローズの特徴を確実に伝達していく為には、まず今までにない商品特性とブランドイメージを認知してもらうということ。そしてターゲットをしっかり見据えた販売戦略を合わせて進めていくことに注力した。結果、社員がミニバラをポールセンと呼ぶ様になり、そして仕入先様がそして消費者の皆様へと浸透していったのである。
 我々の役目は企画、販売であるが、ベースには商品本来の魅力が無ければこのような結果にはならなかったであろう。
これからも末永く、たくさんの皆様に可愛がっていただけるポールセンローズをご紹介していける様、日々努力してまいりたいと思います。

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